車を売却する場合、少しでも高い金額で売りたいというのは全ての人の共通の思いと言えます。車の査定には業者が重要視するいくつかのポイントがあって、そのポイントを押さえておくことで査定額をプラスにすることもできるのです。今回は車買取や下取りの時に気を付けるべきポイントについてご紹介します。

車のボディーを始めとした外装部分

買取や下取りを行う上で業者がまず最初にチェックするポイントが車の外装部分です。主に車のボディーに傷や汚れがないか、鍵穴周辺に傷ついていないかといった点になります。傷や汚れの具合によって査定額に大きく差が出ることもあるため注意が必要です。
しかし、プライベートや仕事の通勤などで乗り続けている以上、どんなに大切に乗っていても鍵穴に差し込む時に失敗をすることもあれば、汚してしまうこともあります。そこで、大切になるのが査定に出す前の洗車です。傷についての修理は無理でも、車を綺麗に洗うことは簡単にできます。車をピカピカに磨いておけば、買取業者にどれだけ車を大切にしていたかをアピールすることができるのです。その結果多少の傷程度ならばマイナス査定に含まないでくれることもあるので事前に洗車を行うことは重要になります。

清潔感を含む車の内装状況

車の買取査定は外見部分だけでなく、内装にもチェックが及びます。内装のチェックは主にシートやフロアーマット、備え付けられている装備品の使用状況といった部分です。こちらも外装と同様に、使用をしている以上は多少の汚れや傷は仕方がないと言えます。しかし、少しでも印象を良くするためにも、見た目に清潔感を出しておくのは重要です。もし日常的に喫煙をしていたのであれば、車内にタバコの匂いが充満していたり灰皿が汚れているといったケースも少なくありません。シートに付着したタバコの匂いはマイナス査定になりやすいポイントなので、できる限り匂いを取り除く努力をしておくことが大切です。そのほかの装備品においても、あまりに汚れが酷く交換が必要となると査定額に影響を及ぼすことも考えられるので、最低限の掃除を忘れてはいけません。

走行距離やエンジン周りの状態チェック

車は消耗品であることから、長く使い続けているとそれだけ車自体の寿命も短くなっていきます。そのため、走行距離も査定の金額を左右する重要なポイントです。一般的に普通自動車であれば1万km、軽自動車であれば8000kmが目安とされていて、これ以上の走行距離を走っていると査定額がマイナスになりやすいとされています。車を少しでも高く売却したいと考えている人は走行距離を目安に手放すことを検討することも大切です。
そのほかにも、車の心臓とも呼べるエンジン周りの状態も買取業者は細かくチェックします。調べるのは主にオイルやプラグなどのパーツの状態や、過去に修理を行っているかといった点です。もし、過去にエンジンを新しい物に交換したりオーバーホールをしたことがある場合はプラスの査定になるケースもあるため忘れずに申告をすることが大切になります。